こんなん絶対ウソやん。でも、なぜか見ちゃう。
「AIがマグマ食べてるんだけどwww」
最近、TikTokとかYouTube Shortsとかで、地獄みたいな映像がバズりまくってる。
なんか人間っぽいAIが、めっちゃリアルなマグマをスプーンで食べたり、ゴクゴク飲んだりしてるの。
どう見てもヤバいのに、無駄にリアルでクセになる。
コメント欄も「意味不明すぎて逆に見続けちゃう」「AIの胃袋どこ?」ってツッコミだらけ。
いや、なんでコレが流行ってるの?ってなるけど、なんか目が離せないんだよね…。
ツッコミどころしかないのに、無駄に完成度が高い
この“AIがマグマ食べる系動画”、一見して「フェイク」なのは誰でも分かる。
なのにコメントもシェアも止まらないのは、やっぱりZ世代に刺さる何かがある。
それってつまり、
- フェイクと分かるけど、精度が高くてつい見ちゃう
- 「いやマグマ飲んだら死ぬやろw」ってツッコむのが楽しい
- 「AIにくだらないことさせてみた」って発想が完全にネタとして成立してる
ってことなんですよね。
ありえなすぎる世界観 × 無駄にガチな映像。
この矛盾感こそが、Z世代のバズセンサーを直撃してるってわけ。

いま、AIフェイクが“ネタ映像”として進化してる
昔のAIって、リアルっぽくするのが目的だった──
でも今のSNSでは、「リアルすぎてバカバカしい」動画こそが愛されてる。
たとえばさ、
- 完璧より、ちょっとズレてるくらいがちょうどいい
- 「くだらなさ」を全力で表現してるのが逆にカッコいい
- AIって“使うもの”じゃなくて、“遊ぶもの”って感覚がある
Z世代って、フェイクを真面目に受け止めない。むしろネタとして楽しむ天才なんだよね。

コメント欄が“第2のバズ装置”になってる説
でさ、この動画たち、本編もすごいけどコメント欄が本編まである。
- 「はい、マグマ完食!次はブラックホール飲みますw」
- 「胃袋どうなってんのww」
- 「作った人、絶対ヒマだけど天才」
っていう、ツッコミ&大喜利コメントの応酬がもう最高。
正直、動画よりコメント見に来てる人もいるレベルで。
いまって「映像だけで完結するバズ」じゃなくて、“みんなでネタにして育てるバズ”が増えてるんだよね。
コメント欄=第2のエンタメ空間、完全にあると思う。

マグマ飲むAI。リアルじゃないし、意味もない。
でもバズってる。
Z世代って、“リアルかどうか”より“おもろいかどうか”で判断してる。
ネタになって、ツッコミ生まれて、ループされて、気づけばバズ。
本物っぽいより“バズりそう”が勝つ今。
マグマですら、AIに食わせればネタになるんだから、世界って案外なんでもアリだよね。
ライター:レン・タカミ
若者文化とSNSバズを、ちょっと距離を置いて眺める論考系ライター。
意味不明な流行に真面目に向き合いながら、ツッコミを忘れないのがモットー。
今回も「なんでそれ食べるの!?」って動画から、Z世代の“ノリの正体”を探ってみた。
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