「え、なんでこれ流行ってるの?」の正体は“逆張り”
TikTokやInstagramを見ていると、
「あれ、なんでこれがバズってるの…?」って思う投稿に出会うこと、ありませんか?
実は最近、“トレンドに逆らう投稿”が注目を集めてるんです。
真逆のコンテンツが、むしろ新鮮に映ってバズる——これがいわゆる「反トレンド戦略」。
たとえば、
- ダンスチャレンジが流行ってる中で、まったく踊らず表情だけで魅せる動画
- 大音量の音源が人気の中、あえて無音で投稿
- キラキラ加工が主流の中、あえてフィルターなしのリアル系投稿
こういった「ズレてるのに刺さる」投稿は、
トレンドを見すぎて疲れてるユーザーの目に、スッと入ってくるんです。
バズる理由①:「飽き」へのカウンター
人は同じようなものばかり見ていると、自然と“飽き”がくるもの。
毎日スクロールするタイムラインで、テンプレ化した投稿に疲れている人は多いはず。
そこに突然、トレンドの“逆”を行く投稿が現れると——
思わず「なんだこれ!?」と注目され、バズにつながることがあるんです。
いわば、“SNS上のリズムを乱す存在”。
これが、無意識のうちにユーザーの目を引くトリガーになっています。
バズる理由②:「らしくない」が刺さる時代
Z世代の特徴のひとつは、“作られたっぽさ”をすぐに見抜くこと。
あまりにも「映え狙ってます!」な投稿はスルーされがち。
それよりも、「この人、マイペースで自分っぽいな」って思える投稿の方が支持されます。
その結果、あえて流行に乗らない“等身大なコンテンツ”のほうが、共感を集めやすい流れに。
バズる理由③:「あえてズラす」が武器になる
もちろん、「ただ外すだけ」ではバズりません。
“トレンドの外し方”には、ちゃんとした工夫があるんです。
例えば、
- 「いま流行ってる〇〇音源、使うけど全然違う文脈で」
- 「あえてダサい言葉づかいで真面目な話をする」
- 「最新トピックを、あえて90年代風のフォーマットで語る」
こういった“計算されたズレ”は、むしろセンスの良さとして伝わります。
ズラし方に、ちょっとした知性や遊び心が見えると、ユーザーは「うわ、やられた」って思うんですよね。
結論:「トレンドに乗らない」のも戦略のひとつ
「流行に乗れば、伸びる」は確かにあるけど、
同じくらい「流行からズレてるからこそ、刺さる」って現象もリアルに増えています。
とくにZ世代は、“バズってる感”より“自分っぽさ”を重視する傾向があるので、
「無理して乗らない」って選択肢も、これからは強い武器になるはず。
最後にひとこと!
「バズる=流行を追うこと」じゃない。
時には、みんなと“ズラす勇気”を持ってみるのもアリかも?
SNSは「正解」を求める場所じゃない。
自分のセンスを信じて、ちょっと外れたところから発信してみると、新しい景色が見えるかもしれませんよ。
ライター:ユナ・ハセガワ
“トレンドの先を読む”Z世代ライター。
InstagramやTikTokの流行に毎日触れながら、「あえて流行らない投稿」や「ズレてるのに刺さる表現」を好む逆張りタイプ。みんなと同じじゃつまらない!という感覚を大事に、トレンドの“外側”にある面白さを探るのが得意。最近ハマってるのは、音声もテロップもない“無”の動画。