コラボ動画よりもシェアリレーがブランド認知を強める

コラボ動画よりもシェアリレーがブランド認知を強める
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コラボ動画があふれる時代

インフルエンサーとのコラボ動画は、一時期大きな注目を集めました。

確かにインパクトは強いのですが、Z世代のタイムラインはすでにコラボ投稿でいっぱいです。

その結果、「また広告かも」と感じてスルーされるケースが増えています。

では、どうすればブランドは埋もれずに存在感を示せるのでしょうか。

シェアリレーとは?

ここで注目されているのが「シェアリレー」という仕組みです。

ひとつの動画を、複数の人が次々とリレー形式でシェアしていく流れのことを指します。

大切なのは「誰が最初に投稿したか」ではなく、「誰が次に受け取るか」です。

有名クリエイターに限らず、一般ユーザーやフォロワーも参加できるため、拡散が自然に広がっていきます。

Z世代が参加したくなる理由

Z世代はただ広告を見せられるよりも、自分も巻き込まれる仕組みに強く惹かれます。

シェアリレーは「見るだけ」で終わらず、「次は自分もやろう」という行動を引き出す仕掛けです。

友達やフォロワーから誘われるように広がるので、参加することがコミュニティの楽しみになります。

その結果、ブランドのロゴや名前が何度もタイムラインに登場するようになり、自然に記憶に残っていくのです。

拡散が加速する理由

シェアリレーはアルゴリズムと人間関係の両方から強化されます。

まず、SNSは「シェアが連鎖している動画」を優先的に拡散します。

盛り上がりを示す指標になるからです。

さらに、友達から「次はあなた」と回ってきたとき、参加のハードルが低くなる。

この“ゆるい誘い”がZ世代の心理に合っています。

ブランドにとってのメリット

コラボ動画は特定のインフルエンサーに依存しがちですが、シェアリレーは誰でも参加できる拡散の場です。

そのため、広告感を前面に出さずに認知を広げられるのが大きな強みです。

遊びの延長として動画がシェアされ、ブランドが自然に話題になります。

今後の広がり方

海外ではすでにシェアリレー形式のキャンペーンが成功しており、日本でも同じ波が来ると予想されます。

「同じ行動をみんなでつなぐ楽しさ」はZ世代にとって大きな魅力です。

シェアリレーはSNS文化に合致した手法であり、ブランド戦略に欠かせない要素になっていくでしょう。

まとめ

コラボ動画が飽和する一方で、シェアリレーは新しい拡散の主役として注目を集めている。

Z世代にとっては「ただ見る」から「みんなで参加する」へと移行する体験。

ブランドにとっては押し付け感のない認知拡大の手段になる。

これからのSNSマーケティングを考える上で、シェアリレーは無視できない存在になりそうです。

ライター:ミナト・セリ
SNSの流行を自分でも発信しながら追いかけている若手マーケター。TikTokやInstagramのトレンドを実体験と分析の両面から掘り下げることを得意とする。

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