「スマホ時代に逆行！？」韓国『人生4カット』ブームの秘密
最近、日本のSNSで「#人生4カット」や「#인생네컷」というハッシュタグをよく見かけませんか？
これは今、韓国で大流行中のセルフ写真館『人生4カット』（インセンネッコッ）のこと！
スマホで何でも撮れる時代に、なぜ「物理プリント」のプリクラ風写真がこれほどバズり、日本を含むアジアのZ世代が夢中になっているのでしょうか？
BuzzScope（バズスコープ）が、友達や推しとの思い出を「形」に残し、SNSでシェアする新しい楽しみ方の「バズ」の秘密と、みんなが夢中になる深〜いワケを徹底解剖しちゃいます！
なぜ『人生4カット』がZ世代の心をつかむ？
ただの流行りじゃない！日本のZ世代が韓国の『人生4カット』に本気でハマるのには、ちゃんと理由があります。
【ポイント①】「盛らない」リアルが新しい！等身大の思い出作り
『人生4カット』がバズる最大の理由は、なんといっても「盛らない」リアルな仕上がりにあります。
日本のプリクラのように過度な顔加工はなく、自然な肌の質感や表情がそのまま写し出されます。
この「等身大の自分」をありのままに記録できる点が、Z世代の「リアルな自己表現をしたい」という欲求と合致。
さらに、4コマ漫画のように連なる4枚の写真が、日常の一コマを切り取ったようなストーリー性を生み出し、「この瞬間、楽しかったね！」と記憶を鮮明に残す新しい方法として受け入れられています。
【ポイント②】「推し活」の聖地化！コラボフレームで特別感をGET
『人生4カット』は、Z世代の「推し活」とも密接に結びついています。
K-POPアイドルグループや人気キャラクターとの期間限定コラボフレームが登場すると、ファンたちはこぞって店舗に足を運び、推しとの「疑似ツーショット」撮影を楽しみます。
撮影した写真は、SNSで「#推しと人生4カット」などのハッシュタグと共に瞬く間に拡散され、ファン同士の共感を深めるツールとなります。
物理的なプリントは、デジタルデータだけでなく、コレクションアイテムとしても価値を持ち、推しへの愛を形にする「聖地」としての役割も果たしています。
【ポイント③】デジタルとリアルの融合！新しい思い出のカタチ
デジタルネイティブであるZ世代にとって、SNSでの共有は日常ですが、『人生4カット』は、それに「物理的な記録」という新しい価値を加えています。
スマホのアルバムに眠りがちな写真とは異なり、手に取れるプリントは、友達と分け合ったり、部屋に飾ったり、専用のアルバムに収めたりと、デジタルだけでは得られない「形に残る思い出」となります。
そして、その物理的な写真をさらにSNSでシェアすることで、リアルな体験とデジタルの拡散が融合した、ハイブリッドな思い出作りが生まれているのです。
『人生4カット』：Z世代が紡ぐ「リアルな繋がり」と「共有」の物語
今回の『人生4カット』現象の深掘り、どうでしたか？
韓国発のこのブームは、Z世代がデジタルを駆使しながらも、「リアルな体験」と「物理的な繋がり」を強く求めていることの証だと考えられます。
友達や推しとの絆を形にし、それを共有することで、彼らは「自分らしい」思い出を紡ぎ、新しいコミュニケーションの形を生み出しているのでしょう。
BuzzScope（バズスコープ）はこれからも、あなたの知的好奇心をくすぐるような、日常に潜む驚きの「バズ」現象をどんどん深掘りしていくから、次回の記事も楽しみにしていてくださいね！
ライター：レン・タカミ
若者の投稿文化を社会的に考察する論考系ライター。Z世代が何を共有し、何に価値を見出すのかを深く洞察し、デジタルとリアルの境界線で生まれる新しいカルチャーを多角的に分析。
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